クライミングウォールについて
【クライミングウォールについて】
クライミングウォール製作について度々質問をいただきます。
これが絶対正しいという方法がないので基本的なことについて触れておきたいと思います。
まず、合板についてです。
『合板の種類』
ラワン合板の15mm〜20mmがおすすめです。垂壁であれば15mmでOKです。強前傾壁ではたわむことがあるので20mmあった方が安心です。
また、合板といえばコンパネと思っている方が多いようですが、コンパネとはコンクリートパネルの事です。これは屋内利用を想定しているわけではないのでF☆☆☆☆ではないと思われます。シックハウス症候群発症の恐れがあるため室内での使用はオススメできません。
針葉樹合板もあります。これは構造用合板として強度は強いとのことですが、ラワン合板よりちょっと表面が粗く、棘の心配がありますが、木目がキレイなのでクリア塗装などして使用するケースもよく見ます。
表面がキレイといえばランバーコア合板があります。これはキレイなんですが弱いです。爪ナットが沈むのでオススメ出来ません。
『壁の裏側』
クライミングウォール裏側をご存知でしょうか?ボルトとネジが飛び出しています。

ですので、実際の壁(本壁)とクライミングの壁との間に隙間が必要です。
非常に単純な構造の垂壁を作るのであれば、例えば45×45ミリの角材を骨組みに使用して骨組みの厚みが隙間となります。45ミリ程度あれば本壁までネジやボルトが到達せず守ることが出来ます。(もちろん長過ぎるネジやボルトを使用するべ本壁が傷つきます)
また、子供が裏側に回り込めてしまうような構造の場合、先端の尖ったネジはディスクグラインダーを使い、飛び出した部分を切断してしまう事をおすすめしています。

ディスクグラインダー
『爪ナットとは』
ボルト仕様のクライミングホールドを利用する場合は合板に爪ナットを打ち込みます。「その場合の間隔は?」という質問も多くいただきます。
これも絶対的な正解はないのですが、15センチくらいをおすすめしています。
また縦横格子状にするのではなく、一段ずつ互い違いにした方がホールドがまっすぐ並びにくく良いかと思います。
ボルト直径は10ミリ(ミリネジ M10 p=1.5)です。ナットの内径も10ミリです。そしてナットの外形が12ミリです。
合板にあける穴の大きさは12ミリになります。また、穴が斜めだとナットも斜めになり、ボルトが噛んでしまい大変なことになります。本当に大変です。穴が垂直であることは非常に重要です。穴あけの際は垂直ドリルガイドを使用して下さい。

垂直ドリルガイド
穴をあける板が複数枚あるときは重ねてやるとキレイに穴が空きます。最下段の板はドリルの突き抜けにより多くのバリが発生します。これが嫌な場合は最下段に使わない安いコンパネでも置き、バリはそのコンパネに受けてもらう事で防ぐことも出来ます。
【まとめ】
クライミングウォールの作り方に決定的な正解があるわけではないのが難しいところですが、一つはF★★★★の材料を使うこと。そして傾斜があればあるほど頑丈に作る必要があること。それに比べれば垂壁は簡単に作れますが、どちらにせよ建物の構造にしっかりと組む事が重要です。